スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【少女は異世界で戦った】

押井さんのブロマガでふれられた映画を実際に観てみるシリーズみたいになっていますが、今回もこれまたNetflixにあった作品、押井さんの大学の後輩である金子修介監督の『少女は異世界で戦った』について語りたいと思います。

とりあえず、あの衣装です。

胸元がパックリ開いて胸の谷間がハッキリと見える露出の多い衣装で4人の女優さん達が1人の男を相手に戦隊物まんまのアクションを繰り広げています。
冒頭、広島・長崎の原爆投下後すぐに「こんな物持ってちゃアカンやろ」と全世界的に核廃絶と原子力の禁止が進んだとか、ソ連が民主化して米ソ冷戦が殆ど無かったとか、「鉄砲もいくない」とかでアメリカ史上最高にお利口なブッシュ大統領(息子の方)の時代にはこれまた全世界的に銃が廃止、しかしながら犯罪者はやはりいるので警察官と犯罪者が白昼堂々 街中でチャンバラをやっているなどなかなかムチャで突っ込みどころ満載な世界設定の説明もありましたが、そういったものが吹っ飛んでしまいます。

「この映画はこういう作品なんだからいちいち突っこんでいたら始まらんゾ!」

という金子監督の強烈な宣言でしょう、確かに掴みとしてはインパクトのあるオープニングです。

しかし、そのあと続くドラマもあの衣装のままなので女優さん達の胸の谷間が気になってお話がなかなか頭に入ってきません(笑)
それでもなんとか注意深く観て整理してみますと

  1. この作品内では冒頭語られた世界(核無し銃無し)と今 私達がいるような世界(核有り銃有り)がパラレルに存在していてそれぞれの世界で境遇は違えど同じ人物が暮らしている。
  2. 核有り銃有りの世界ではテロリストとして指名手配中のカルト教団(オ◯ム真理教がモデルでしょう)が核無し銃無し世界では政党として政権の一翼を担っているという状況。
  3. そんな中、3・11の大地震が引き金となって2つの世界を繋ぐワームホールが突如出現。
  4. 核有り銃有り世界側のカルト教団がワームホールを利用して核無し銃無し世界では政党幹部に該当する信徒を送り込み、密かに入れ替わって政権を乗っ取り、日本に原子力発電や核保有をさせようと暗躍している。
  5. その企みを阻止しようと1人の男の指令の元、4人の女戦士が仕置人のように核有り銃有り世界の住人(インベーダー)を始末している。

というのが大筋の流れのようです。

こうして見ると荒唐無稽な話のわりにーー 

否、荒唐無稽な話であるからこそ

金子監督の思想がかなり反映されている感じがします。
しかし、いかに荒唐無稽なフィクションであろうと核有り銃有りの世界の住人が放射能まみれで青く光って見えるとかミュータント化して超人のように強いという設定があるのは如何なものか?と思ってしまいます。

書くのが遅れましたが、この映画は

アイドル物

という側面もありまして、4人の女戦士達はパラレルな世界では人気アイドルグループとして活躍しているという設定です。
アイドル物としては4人の中で加弥乃はさすが元AKB48ということもあってアイドルらしく見えますが、他の3人(花井瑠美・武田梨奈・清野菜名)は申し訳ないけどあまりアイドルらしく見えません…
 それぞれかわいい上に歌や踊りが駄目だというわけでは無いのですが、やはりアイドルにはアイドル特有の属性というものがあるようです。
この映画のコンセプトは志穂美悦子のようなアクションのできる女優にアイドル物を演じさせるというものだったようですが、逆に本物のアイドルにアクションをやらせたらどうだったか?とは思います。
まぁ、それはそれでまた別の映画になってしまいますが

この映画を観ていて1つ気になったことーー

またあの衣装のことですが

あの胸の谷間などが見えていたのが後半に入ると何故か下にアンダーウエアを着込むようになり露出が失われてしまいます。
そうなった理由が
  • ストーリーが佳境に入って話に集中させたい演出なのか? 
  • 撮影時期が冬なので女優の防寒対策といった撮影的事情なのか? 
  • 「さすがにあの露出のキツイのはもう…」といった女優サイドから要望なのか? 
ほかに理由があるのかも知れませんが気になる所です。

ちなみに舞台挨拶で女優さん達はこう語っています(笑)


映画を最後まで観て

アクションの面では結構頑張っているし、ちょっとリアル系のものもあったりして金子監督が言っているようにとりあえずただ戦隊物のパロディをやりたかっただけでは無いのは感じました。


余談として


観ていて思い出したのはオムニバス映画『斬~KILL~』で辻本さんが監督した「キリコ」。

女の子がソードアクションをするというのもそうですが、襲いかかる複数の敵がお面をしていることが共通しています。
20170222095613722.png 
恐らくお面さえしていれば、倒されたアクションスタントさん達を何度でも再生利用できるという予算の少ないアクション作品での常套手段なんでしょうね。

あと、押井ファンとしてどうしても思い出すのは映画『東京無国籍少女』。

清野菜名ちゃんが出演(主演)しているアクション物で、あっちとこっちの世界の話で、敵がお面をしている(こちらも低予算作品なので…)、4人組の女の子のソルジャーなど結構共通しています。
押井さんの口ぶりでは最近『少女は異世界で戦った』をチラッと観たように語っていますので、恐らく『東京無国籍少女』との直接の影響は無いと思います。(押井さんの性格上、先に観ていたら黙っていないでしょう、後輩の金子さんの作品ならなおのこと)
共通することはあるにはありますが、映画としては全然毛色の違う作品で押井ファンの私としてはやはり『東京無国籍少女』推しですね。
お話的にも、アクション的にも。
スポンサーサイト

tag : 押井守 少女は異世界で戦った 清野菜名

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

KUNI’

Author:KUNI’
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。