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【エイジ・オブ・ドラゴン】

押井さんのブロマガ内の【押井守の映像日記/続・TVをつけたらやっていた】の映画『エイジ・オブ・ドラゴン』評、前回第104号の配信では冒頭10分観たところまで語られていましたが、私は予習として実際にその映画を観て(別にわざわざAmazonでポチッたわけでもなくたまたまNetflixにあったので)、次回押井さんがどのように評するのか大変気になっていました。
ところが今回の配信を前にして押井さん宅のTVの内蔵HDからその映画を録画したデータが消されていたことで押井さんがあの映画について語ることを諦めるに至り、楽しみにしていた私としては予習までしてしまった手前、モヤモヤとしたものが残り需要は無いと思いますが何かしら語りたい気分になりました。


私には映画についての深い見識も無く、この映画の原案である『白鯨』も読んだこともないのでたいしたことは語れませんが、とりあえず解説すると映画の主な登場人物は、ナレーション担当で一応主人公とされているイケメン風の兄ちゃんとその相棒、幼き日の妹の敵であるホワイトドラゴンを追うことに執念を燃やす船長のエイハブ、その船長の養女で跳ねっ返りの姐ちゃん、その他乗組員のオッサン3人という構成で、船長を演じるのは『リーサル・ウェポン』でメル・ギブソンの相棒役や、『プレデター2』でプレデターから勇者と認められたあの黒人俳優のダニー・グローヴァーさんです。

世界設定はドラゴンから採れる油(喉の奥にあるファイヤーブレスの素で空気に触れると爆発します)が重宝される世界でその油が無ければ世界に明かりが灯されないとまでナレーションで語られます。 
何だかその世界では“辺境の島国にドラゴンを狩って捕食する蛮族”がいそうな設定でそちらの話の方が観たい気がしますが置いておきます。

『白鯨』を原案とする映画ですからドラゴンを追う捕竜船というものがあるわけですが、この映画に登場する船は帆を掛けて大海原を駈ける艦船ではなく船底に付いた車輪をゴロゴロと転がして荒野を彷徨く陸上船です。
その陸上船、ナレーションでは「猛々しくどこか荘厳であった」などと語られますが私から言わせれば何とも面白味の無いデザインでまるで大きな『子連れ狼』の“大五郎車”という風体です。
そして問題なのがその大五郎車、いかにして動いているのか何一つ説明がありません。
そんな謎設定のまま押し通すのであればいっそのこと宙を浮く空中艦船とかにすれば面白くなったんじゃないかと思いますが、恐らくCG合成に使う予算が無かったのと監督自身にそういったことへの意欲が無かった、その両方でしょう。

そして世界設定と登場人物の説明が終わっていよいよドラゴンを狩るシーンになるわけですが、正直に言ってドラゴンのCGのクオリティが私から見ても低いです… たぶん日本のCGスタジオにそれなりの予算とスケジュールで発注したほうが遥かにクオリティの高いものができることでしょう。
ドラゴンに対する人間の闘い方も疑問で船には甲板備え付けの強靭なロープを繋いだ矢でドラゴンを狙い打ちするいかにも強力そうな弓があるわけですが、あくまでドラゴンの足止めの役目まででしかなく、とどめは人の手から投擲する銛でというのがこの映画の約束事のようでどうもこの世界では銛が最強の武器のような扱いです。
映画の中盤、眠っているドラゴンを銛で突き刺して大量虐殺するというシーンもあるわけですが、本当にいとも容易くサクサクと竜の鱗を貫通します。
『白鯨』の翻案ということで鯨を竜に置き換えている都合上致し方ないこともあるのでしょうがドラゴン映画とするといかがなものか?という印象です。

映画の方はその他乗組員がドラゴン狩りで戦死したり、船内での内ゲバがあったり、イケメン風兄ちゃんと跳ねっ返りの女との恋路など順調に退場者を出しながら進行し遂にホワイトドラゴンの巣にたどり着く訳ですが、観ている私はあることに気付き不安になります。

残り再生時間がもう10分ぐらいしかないのに一向にクライマックスであるはずのホワイトドラゴンとの激しいバトルが始まる気配がありません、この先どうなるのか?と続きを観るとある真実が船長から語られその後呆気なくホワイトドラゴンとのバトルが終わり映画の幕切れとなりました。
その真実というのが前回押井さんが冒頭の回想シーンについて違和感を感じたことに深く関わっているわけですが、本当にたいしたことでは無いです。 「ああ、そうなの…」という感じです。 どうしても気になる人はNetflixでクリックして観て下さい、本当にたいしたことありませんので…

映画の感想とすれば『白鯨』の翻案への中途半端なこだわりがドラゴン映画としても半端な結果に繋がったという印象です。
有名俳優を中央に据えているが内実は低予算でCGのクオリティも低いB級映画」と乱暴に書くと一瞬ある映画が脳裏に浮かんで胸がズキズキしますが、この映画の監督はもっと船やドラゴンのデザインに拘るとか演出で頑張るとかやりようがあったんじゃないかと思います。
まぁ、組んでいたプロデューサーがクソだったとか色々あったのかも知れませんが…
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テーマ : 映画
ジャンル : 映画

tag : 押井守 TVをつけたらやっていた

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