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TVアニメ『Another』についてあれこれ… (※ネタばれ有り)

先日、最終話が放送され興奮冷めやらない中、TVアニメ『Another』について語ろうと思います。


Another 第01話 「Rough sketch 素描」.mp4_000185342



 


・とりあえず地元関連について…

TVアニメ『Another』は今年1月初頭から恐らく史上初であろう ― 富山の放送局が単独・最速放映 ― という偉業を成し遂げたTVアニメであり、それだけでも興奮していたのですが、第1話視聴でアバンタイトルに砺波平野を思わせる散居村などの背景と共に見慣れた遊園地の観覧車が映ったところで身を乗り出しました!

観覧車 1

こっこれは… 内陸にあるとはいえ、このシルエット、この規模の観覧車といえば、『ミラージュランド』の大観覧車に違いない!!

観覧車 2
(改修中)


と、ここで何故私がバカみたいに興奮するのかというと、『Another』の制作会社・P.A.WORKSさんといえば富山県南砺市城端に本社を構えており、富山県内の実際にある場所をアニメの風景のモデルとして使用してきた会社なのですが、代表作『true tears』では県西部中心、ヒット作『Angel Beats!』ではお隣の石川県の金沢大学、創立10周年記念作品『花咲くいろは』ではこれまたお隣の石川県金沢市の湯涌温泉など、富山県全域というよりか、城端から半径・約50km圏内を主に舞台のモデルにする印象がありました。 
一方、私が住んでいるのは県東部の新川地区で、P.A.WORKSの作品が放送されるまで城端にはほとんど行ったことが無いくらいに離れています。 
これまでで1番近くで舞台のモデルになったのは『花咲くいろは』で登場した、有磯海サービスエリア(上り)くらいで、まぁあれだけ離れていればしょうがないかな、でもいつかは近くをモデルにしてくれるよね? と思っていたわけです。

それから、再登場を待ちながら視聴を重ねてついに終盤というところで登場したのがこの観覧車…

観覧車 3

正直、視聴当初は「あれ? なんかちがくね?」 と思いました。 
カラーリングが違いますし、ゴンドラの数も第1話のより半分くらいに減っているし、モデル地を変えたのかと思っていましたところ、Twitterで見つけたのがこの画像

観覧車 4

そのままお借りして恐縮ですが、 微妙な違いこそあれ周辺の遊具の共通点からこの遊園地のモデルは『ミラージュランド』であると確信しました。

そして、富山県内を舞台にした実写・アニメ等々の作品の舞台のモデルを探し当て、特定してきたこっそり支援さんのブログによると、『Another』のTVアニメの前日譚であるOVA 0巻でもこの『ミラージュランド』がモデルであると特定出来たようです。

この0巻、私は当然予約済みです!



この前日譚で観覧車のゴンドラから見える景色、当然実際のものとは違うはずですが、どのようになっているか発売を楽しみに待つことにします。









 ・ここからは、おもいきってネタばれの話。


Another』の舞台、夜見山市にある公立中学校・夜見山北中学校、3年3組で毎年のように繰り広がれる惨劇― 夜見山現象の根源たる、今年の死者は誰か?

その正体は…




この人であり…

三神

この人でもある…

玲子

三神怜子さんでした!

三神玲子


いや~~、驚きました! 原作既読の人ならもちろん、感のいい人なら解っていたようですが、2人(正確には1人)が同一人物であったとは! (中には、同じような年恰好のキャラクターを見分けが付かなくて最初から同一人物だと思っていた「天然さん」もいたようですが…)

でも、正直に言いますと私は、このネタばれ自体はかなり早い段階で知っていました。 
それでも驚いたのは、想像していたのとちょっと違っていたから…

死者三神怜子であると明かされ、そして三神先生怜子さんが同一人物であることに視聴者が驚くのは当然として、アニメの中のキャラクターも当然驚くものかと思っていたら、疑うとかいう以前に ― 1人の人間であると知っている ― のではなく ― 1人の人間であると認識 ― していたこと!

まさかアニメの登場人物全員から無自覚に騙されるとは夢にも思っていませんでした!!

そして、それを素直に驚くことができるほど自分がスレて無かったことも少し驚きました。(笑)

こういった、原作である小説の分野では所謂叙述トリックなんてものはよくある手法なのでしょうが、それを映像化しようなんて恐れいります。

それにしても、手が込んでいるのが三神先生怜子さんを演じる声優がそれぞれ宮牧美沙代榊原奈緒子と2人いるように思わせとおいて、実は宮牧美沙代という声優はフェイクで榊原奈緒子さんが1人で演じ分けていたこと。
わざわざ、宮牧美沙代のプロフィール・ページ(本物は最終話放送終了と共に消失…)をでっち上げるのがニクイところで、プロフィールを見ると、出演作品が外画だけというのが、「同じ声優でもアニオタはアニメ声優にしか関心が無い」という盲点を突いていてうまいなぁ~と。
しかも、宮牧美沙代の読み(みやまきみさよ)が(よみやまみさき)、プロフィールの出演作品群の頭文字は 「MI・SA・KI」(みさき)と並べ替えることが出来るアナグラムであり、(よみやまみさき)「夜見山岬」といえば、『Another』本編で語られた ― この世に居ない人間をさも居るように振舞ったことによって始まった現象の根源 ― のいない者の名前であるなど、現実世界でアニメと合致する仕掛けを施すという徹底ぶり!

本当に恐れ入りました!

振り返ってみれば、第1話からそれとなく三神先生=怜子さんヒントは出ていたのですね、例えば主人公の恒一が夜見山北中に初登校してクラスメイトに自己紹介する時、副担任の三神先生をチラリと一瞥、三神先生もそれに答えるように頷いていたり…

Another 第01話 「Rough sketch 素描」.mp4_000811087

恒一がクラスメイトと話し出すと既に恒一のことはよく知っていて、その情報の出所が三神先生だったり、美術部員である望月が「せっかくなんだから…」と恒一に顧問が三神先生である美術部に入部を勧めたり…

物語の中盤には恒一が2人目のいない者されるにあたり、3年3組の担任の久保寺先生が「三神先生も難しい立場でありますが出来るだけのことを…」と語っていたり…

などなど…、かなり散りばめられていたようです。

そういった中で、ポイントとなったと思われるのがアニメオリジナル要素が高かった第8話。 

いわゆる「水着回」です。

当初は「テコ入れか?」とか、「やっぱTVアニメといえば水着回は必須でしょ!」とか囁かれていましたが、振り返って観てみると今後の展開を窺わせる描写やヒントが盛り沢山の本当の意味でのサービス回だったようです。
 

アバンタイトル

血飛沫

まるでクラスメイト同士で殺しあうかのようなセリフが飛び交う中、ほとばしる血潮

スイカ割り

…かと思ったらスイカ割りでした~~チャンチャン。 
しかし、今にして思えば後の第11話から最終話に掛けてのバトロワ展開をどうやら匂わしていたようです。


モッチー

割ったスイカを一緒に食べる2人。 
クラスメイトの叔母さんに対してやたらと馴れ馴れしいですね~ モッチー

家での会話

Another 第08話「Hair stand -紺碧-」.mp4_000181520

怜子さんを摺りガラス越しに暈した意味深な演出。 

ドライブ編

スピード狂 1

ハンドルを握ると人格が変る怜子さん、こころなしか声も三神先生風に聴こえます。

モッチー


モッチーもひくレベル(笑) 
助手席に座っているのが恒一ではなく、モッチーだというのもポイントです。

アカザーさん

人は見かけによらずって感じね… 」とアカザーさんのセリフの後、空気の読めない恒一がいらんこと言ってはぐらかされますが、ここまでの流れで1人の人間でも見方によってまるで別の人格のように見えることを逆説的三神先生=怜子さんを教えてくれています。 いや~優しいなぁ~


海水浴編

モロ見え 1

恒一とテッシーのいたずらで海に落とされる怜子さん。 海面から上がると眼鏡が外れ、髪も濡れて三神先生色に… 
いや~~きわどい!

モロ見え 2

海から揚がって、眼鏡を掛けなおす怜子さん。
なんというサービスカット!!



マツとの会話

本来の目的である現象を止める手ががりを元級友・マツナガから聴こうとする会話で「あれ?15年ぶりだっけ? もっと最近に会ってなかったか?」と言われる怜子さん。
一昨年前には…

まかせろー

会話の途中、突然の突風でビーチボールが沖に…
まかせれろー」と中尾君。 無茶しやがって…

あわれ

…でこれが結果  ― 合掌 ―

この後、本来夜見山市以外では現象の及ぶ圏外じゃなかったのかと立ち会った人間全員が驚愕します。

Another 第08話「Hair stand -紺碧-」.mp4_001355774
Another 第08話「Hair stand -紺碧-」.mp4_001360688
Another 第08話「Hair stand -紺碧-」.mp4_001362410




それを後に聞いた「戦う司書」・千曳さんがどうやら家を出る前から頭を強打していて「お前はもう死んでいる」状態だったからじゃないの?と推測しますが、なんのことは無い、死者さんがその場に同行していたからだったんですね。

Another 第09話「Body paint -連鎖-」.mp4_000275220






といった感じで単なるお戯れに思えた第8話は実際は恐ろしく重要な話だったようです。


ところで、三神先生=怜子さんというには髪の色が全然違うじゃないか! インチキだ! ペテンだ!という意見もあるようですが、これはアニメである以上いたしかたないのではないかと…
アニメのキャラクターとは記号で成り立っているもので、髪の色などは特にキャラクターの描きわけでは外せない記号であります。 これだけ変えても前述の年恰好が近いだけでキャラクターの判別が出来ない人もいるくらいですから、アニメではこれが限界なのだと思います。

翻ってこの『Another』、 アニメファンにはすこぶる評判が悪いですが…、8月には実写映画の公開が控えています。
アニメでここまで取り組んだ後ですからかなりハードルが上がっています。 
実写ではどのような仕掛けをしてくるのか? もしかして、死者を変えてくるのか? 大変興味があります。

しかし、『Another』はもう一人

アナザー



Mother』 だから

マザー

『Another』なのではないかと思うのですが、どうでしょうか?






 ・母性の物語としての『Another』

TVアニメ『Another』のオープニング映像ではタイトルロゴの『Another』の「A」の横線が消えて最後にまた普通の「A」に戻るというのは、『Another』を『Mother』と読ませるという意図なのだと思われます。

そして、物語でも今年の死者であったのが主人公の恒一の母・理津子の妹である叔母の怜子で、容姿が瓜二つであることも然ることながら恒一が「母のような存在」と感じていたことや、それと対照的にヒロインであるは遺伝子レベルでも同じであるはずの実の母・ミツヨの双子の片割れである霧果(ユキヨ)の養子となるが、およそ母子のものとは思えない関係であることが描かれています。
何故そういった風に描かれたのかは母性というものの捉え方が結局は「母と息子」と「母と娘」では根本的に違ういうこともあるのでしょう。

そして、TVアニメ『Another』では母性を描く為におよそ偶然とは言えないほど、相対する存在である父性が希薄です。

主人公・恒一の父は電話で「暑いぞ~インドは…」などと語る声のみで姿は現れませんし(本当にインドに居るかのすら怪しい…)、ヒロイン・の父も普段ほとんど家に帰らず海外に出歩いている、恒一の祖父は登場はすれども痴呆が進んでおり、文字通り、キャラクターとして機能不全の状態、サブキャラである担任の久保寺先生も母と二人暮らしであり、終盤に登場する合宿所の管理人夫妻の夫は登場してから速攻で妻から惨殺されて退場するという徹底振り…

そういったことからも、『Another』は骨格として母性を描いた物語であるのは間違い無いでしょう。






 

 ・押井守関連


「ところでそんなTVアニメ『Another』ですが…」と、いきなりきり出したら某青汁のドキュメント風のCMみたいですが、私がこの作品を気に入った理由の1つが、なんかこのアニメ、押井作品にちょっと似てないか?と思えて仕方が無かったからです。

こんなこと言うと、またアンチの人から、「また押井起源説か!」とお叱りがありそうですが、別に押井マンセーを叫びたいわけではありまスン! (笑)

とりあえず、なんとなく共通するところ挙げてみますと…

1. 『Another』の綾辻行人と『スカイ・クロラ』の森博嗣は共にミステリー作家として知られているがこの2作は別ジャンルの要素が含まれた作品として執筆されている。 【スカイ・クロラ】 【原作者】

2. TVアニメ『Another』の脚本・シリーズ構成の檜垣亮フィルモグラフィを見てみると『Another』以前はProduction I.G関連や押井守の弟子(元?)の神山健治監督の作品がほとんどである。 【関係者】

3. 一旦死んだ人間が無自覚に黄泉かえってくる。 そのことについては核心的説明は無い。 【スカイ・クロラ】

4. とある現象が起こることにより、辻褄合わせをするように登場人物すべての記憶や記録に至るまで世界そのものが改竄される。 そして、登場人物が次々と消えていく… 【うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー】

5. やたらと球体関節人形が登場する。 【イノセンス】 

6. 生身の人間より、人形の方に気持ちが行っている女性が登場。 【イノセンス】
  
7. 事態を収拾するには愛する者を自らの手で殺めなければいけない。 【人狼】 【関係者】  

8. 「Kill my father」ではないが「Kill my Mother」であった。 【スカイ・クロラ】  

9. ドッペルゲンガー 【押井作品全般】

ざっくりとこんなものですね。

1.~3.はとりあえず飛ばしまして…

4.のような世界観の物語は押井作品が源流というわけでも無いのでしょうが、やはり1984年に公開された【うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー】の印象は強いものですね。 余談ですが、以前P.A.WORKSが制作した『Angel Beats!』も似た構造の世界観でしたがあまり『Another』と似ているという話を聞かなかったのは不思議な感じがします。

5.はビジュアル的にインパクトの大きい球体関節人形の登場。

OPから登場しますし、

Another 第01話 「Rough sketch 素描」.mp4_000152120
Another 第01話 「Rough sketch 素描」.mp4_000160562

見崎鳴の自宅兼養母・霧果の工房Mでは

Another 第02話「Blueprint-思惑-」.mp4_001221965
Another 第02話「Blueprint-思惑-」.mp4_001226585
Another 第02話「Blueprint-思惑-」.mp4_001231499
Another 第02話「Blueprint-思惑-」.mp4_001233557
Another 第02話「Blueprint-思惑-」.mp4_001255018
Another 第02話「Blueprint-思惑-」.mp4_001322385
Another 第02話「Blueprint-思惑-」.mp4_001343889
Another 第04話「Put flesh-輪郭-」.mp4_000830281
Another 第04話「Put flesh-輪郭-」.mp4_000832675



むせ返るほどの球体関節人形がお目見えします。

Another 第05話「Build limbs -拡散-」.mp4_001141369
Another 第05話「Build limbs -拡散-」.mp4_001147375
Another 第05話「Build limbs -拡散-」.mp4_001306971

こういった人形に見られているかのような演出も【イノセンス】っぽいですね。

【イノセンス】
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【イノセンス】.mp4_000265298
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【イノセンス】.mp4_005546980



そして、6.の人形の方に心が行っている女性・霧果(本名 見崎ユキヨ)さん。

Another 第06話「Face to face -二人-」.mp4_000234901
 

自らが妊娠した子供が死産し不妊となったことで双子の姉妹・ミツヨが出産した双子の片割れ・鳴を養子にむかえるが、本来産むはずだった自分の娘への未練が捨てきれず、成長したであろう娘を模した人形を造る。
そして鳴を人形のように育て、病で片眼を失った際には医療用の義眼ではなく人形用の眼球を施す等々…
彼女を見ると【イノセンス】の検死官・ハラウェイさんを思い出します。

Dvd Video_1.mp4_000887821


引用  【イノセンス】の1シーン

ハラウェイ 「あなた子供は?」

トグサ 「…娘が一人。」

ハラウェイ 「子供は常に人間という規範からはずれてきた… つまり確立した自我を持ち、自らの意思にしたがって行動する者を人間と呼ぶならばね。では人間の前段階としてカオスの中に生きる子供とは何者なのか? 明らかに中身は人間とは異なるが、人間の形はしている…女の子が子育てごっこに使う人形は実際の赤ん坊の代理や練習台ではない。女の子は決して育児の練習をしているのではなく、むしろ人形遊びと実際の育児が似たようなものかもしれない…」

トグサ 「一体何の話をしているんです…?」

【イノセンス】.mp4_001059025


ハラウェイ 「つまり子育ては人造人間をつくるという古来の夢を一番手っ取り早く実現する方法だった。 そういうことにならないかと言ってるのよ。」

トグサ 「子供は…人形じゃない!」

バトー 「人間と機械、生物界と無生物界を区別しなかったデカルトは、5歳の年に死んだ愛娘にそっくりの人形をフランシーヌと名づけて溺愛した… そんな話もあったな。」

【イノセンス】.mp4_001083483




『Another』の霧果さんは長々と語る訳ではないのですが…、このシーンのやり取りを見てみるとなかなかこの2人は似ているような気がします。
霧果さんについては自分で子供を出産出来なかったからそうなってしまったのか? はたまた、元々そういった素養があって、たとえ自ら出産した子供でも人形のように育てていたのか? 興味は尽きないキャラクターなのですが、恒一が鳴の家で会った以降残念ながら再登場はありませんでした。
でも、OVAの0巻では話の内容から再登場がありそうなのでもっとキャラクターを掘り下げてくれること期待しております。

7.の【人狼】ですが、P.A.WORKSの社長・堀川さんはP.A.WORKSを設立する前はProduction I.Gで【人狼】の制作プロデューサーをしています。 この『Another』においては話の内容にあれこれ口出しをしている様子は窺われませんが、原作である小説を読んで是非アニメ化したいと望んだそうなので似た傾向の作品と感じられたのかもしれません。

8.はどちらも親殺し(実の親では無かったり、逆に返り討ちにあったりもしていますが…)をすることで子供から大人への成長を表現しようというものだと思われます。 ただ、男の子が母親を殺す(しかも、未来の嫁?も傍らにいる状況で…)というのは父親以上に心理的ハードルは高いですね。 ちなみに、劇中では担任の久保寺先生が自殺前に寝たきりの母を殺害していたというはその先の展開の暗示だったのかもしれません。
ところで、どちらも親(のように思っている)というのを唐突にセリフ1つで表明しているのが面白いところ、視聴者とすれば「えっ?」となりますがこれが登場人物が自らの心情を独白するなんてことがあまり無い映像作品ならではのことで、あえて登場人物の詳しい心情は原作にお預けして、アニメは画とセリフと音でなんとなくそのあたりを汲んでくれという意図的なものだと思われます。

9.はドッペルゲンガー、ここでは「もう一人の自分」あるいは「ありえたかもしれない可能性としての自分」という存在を指しますが必ずしも容姿がそのまま同じということでもありません。 

『Another』では双子である霧果(ユキヨ)とミツヨ未咲はもちろん、双子ではありませんが瓜二つということで怜子理津子もドッペルゲンガーと言ってよいでしょう。

ツーショット写真

「もう一人の自分」ということでは三神先生怜子さんという二面性を持つ三神怜子は解りやすいでね。

そしてアニメオリジナルの要素である三神玲子を最初に殺害した通り魔が主人公の恒一に酷似しているというのが面白いところ。

Another 第12話「Stand by oneself -死者-」.mp4_000936161

時系列的、論理的に考えても恒一=通り魔というのはありえませんが、恒一の姓が榊原(さかきばら)で実際の事件・神戸連続児童殺傷事件の犯人の少年が名乗っていた「酒鬼薔薇聖斗」を想起させ、劇中でも「死を連想させる名前」と語られているところや、結局三神怜子を二度目の殺害をするのも通り魔によく似た恒一だということで意図を持ったデザインであると思われます。

そして、押井作品ではほぼ毎回というほど、ドッペルゲンガーが登場します。
近作でいえば【スカイ・クロラ】の草薙水素と高級娼婦のフーコ
この2人は主人公・函南優一という同じ男を共有する女ということで「ありえたかもしれない可能性としての自分」の意味を持たせており、劇中では同時にフレーム・インしたことは無く、例えばフーコがサングラスを掛けた後に場面が切り替われば、同じくサングラスを掛けた草薙水素が現れるといった演出がされています。

スカイ・クロラ.mp4_002770970
スカイ・クロラ.mp4_002783883

これは原作で特に記述がなくアニメオリジナルの要素ですので機会があったら観て確認してみたらいかかでしょうか?(ステマ)




こうして共通点を箇条書きで挙げていかにももっともらしいことを書いてきましたが、こういったやり方はやろうと思えばなんでも出来たりします。

例えば…

『DOG DAYS』 (原作・都築真紀)




1. 犬繋がり。 過去に同じく『DOG DAYS』というタイトルの実写短編映像が制作されたこともある。

2. プロデューサーが同じ。 元バンダイビジュアルのプロデューサーで現・バンダイナムコゲームス副社長の鵜之澤伸

3. 世界観。 完全な平和が実現した世界でショーとしての戦争が行われている 【スカイ・クロラ】

…なども出来てしまうのでやりすぎには注意したい所です。




こんな感じで、私がTVアニメ『Another』を視聴し続けて溜まりに溜まった思いを思い切って吐き出してみました。 (「尋常でない」ほど疲れました…)

いつものようにグダグダで支離滅裂だったかもしれませんが、最後まで読んでくれた方に感謝いたします。
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テーマ : Another
ジャンル : アニメ・コミック

tag : Another 押井守 P.A.WORKS 球体関節人形 ミラージュランド

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