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漫画『ほしのふるまち』

東京から富山へ帰る為、池袋で高速バスの出発の待ち時間に漫画喫茶に立ち寄ったのですが、そこで読んだのが漫画『ほしのふるまち』。



この作品は東京の超進学校で落ちこぼれて落第を言いわたされた高2の男の子が、とりあえず進級する為に遠縁の親戚のある富山県氷見市に引越しそこで新たな高校生活を始め、そこで出会う女の子との恋愛や進学、将来の進路に悩み、成長するという話です。

もうすぐ、実写化された映画が公開されることもあってせっかくだからと読んでみました。

読んでみて多少設定に前の作品『冬物語』の焼き直しぽい感じがしないでもないですが、地に脚を着いたドラマに非常に引き込まれ、そしてせつなくなりました。

何がせつないって、ヒロインの女の子が主人公のことをなかなか恋愛対象として見てくれない。
一軒家のお隣同士で窓越しに会話できるぐらいの漫画によくある環境で、よく世話してくれたり、一緒に登下校するくらいの仲なんだけれど、主人公に対してはどうせ高校卒業するまでの関係だし、実は他に憧れの人がいたりで友達以上の関係になろうなんて気は無く、主人公としては悶々とする日々が続きます。
また、主人公の本来の目的である新たな環境での高校生活ですが、東京で駄目だったけれど富山ならなんとかなるというほど世の中甘くは無く、(当然、頭の中はそのままだから…) 成績においても低迷する日々… このままでは富山に置いておく意味も無いということで東京に呼び戻されそうになって、猛勉強をし成績を上げますが、まあなんとかなるでしょうという程度の成績、そのあたりやたらとリアルでせつなくなってきます。
とりあえず、試験や体育祭などのイベントを通じてドラマは盛り上がりますが、現状はちょとマシになったぐらい、まだまだヒトヤマ、フタヤマ、困難が立ちはだかります。

ところでこの作品の主人公ですが掲載された媒体が青年誌だということがあるのでしょうけど、よくあるアニメの主人公の様にさえないやつだけれど、実は数学の天才だったり、なんだかんだで相手とは両想いだったりとかいう甘々な設定はありません。 
そのあたり、主人公に痛いほど共感できて感情移入が深まりました。 それでも、エンタテインメントなのでハッピーエンドを迎えるようにはなってはいます。


この作品に足を着かせたリアリティを持たせている理由の1つには、氷見を入念に取材し旨くドラマに組み込ませていることは外せないでしょう。 また風景だけでなく、登場する人物の話す言葉も富山訛りという徹底ぶり、富山生まれの私が読んでも違和感はありませんでした。
しかし、これは基本音声の無い漫画という媒体だからで、今度公開される実写映画ではそのあたりどうなのか気になるところです。 まあ、富山出身の柴田理恵さんが演じる役柄に関してははまり役すぎて心配することはないですが…(笑)

そういえば富山を舞台にした恋愛青春物といえば、あるアニメ作品のことを外すことはできません。
ほしのふるまち』の舞台の氷見からJRの氷見線を南下し高岡を挟んで更に城端線で南下した先にある南砺市城端を舞台にしたアニメ『true tears』。
どちらも富山を舞台にしている、(厳密にいえば、『true tears』の舞台の一部が氷見であり共通したモデルの場所があります)という共通点だけでなく、色々設定上やドラマのシチュエーションでも共通するところがあります。
もしかしたら、いくらか『ほしのふるまち』から影響があったんじゃないかとちょっと勘ぐったりもしました。





急ぎ足で全巻読んだあと、停留所に向かうとちょうど高岡・氷見線のバスが出発するところで私はそれを感慨深く見送ってから自分が乗るべきバスに乗って富山に帰りました…
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tag : ほしのふるまち

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